【展覧会企画】馬 莉展 『蕾、花開く』

 馬 莉展   『蕾、花開く』


【-漆に映る母の愛- 中国出身漆芸家の初個展開催】

 中国出身の女性漆芸家、 馬 莉(ま り)展の初個展を開催されます。2023年1月に開催された日本伝統漆芸展にて新人賞を受賞した注目の作家です。2017年に来日し、現在は東京藝術大学大学院美術研究科の博士後期に在籍しています。《古典と現代の融合》をテーマに、伝統工芸で培った乾漆(かんしつ)と螺鈿(らでん)技法で作る独創的かつ優しさ溢れる世界観の作品が特徴です。当展覧会では、人気の小蕾(ショウライ)シリーズの立体とレリーフ及びジュエリーを約30点展示されます。同シリーズは幼い子供が一歩一歩成長していく姿がモチーフで、母と子の深い愛と絆を感じられる作品となっております。

会 期

2023/4/10(月)-4/20(木) 11:30-18:30(最終日は17:00まで) 日曜祝日休廊

会 場

ギャラリー上田 〒104-0061 東京都中央区銀座 6-4-7 いらか銀座ビル8F 


馬 莉 (ま り)

女児をモチーフとした、絵本の中にいるかのような心温まる作品を制作する女性漆芸家。

北京の名門、清華大学・同大学院にて漆芸を学ぶ。中国美術館及び厦門美術館に収蔵される

他、数々の賞を受賞するなど中国にて活躍していた彼女は、制作の道をさらに広げるため来日。

東京藝術大学大学院にて立体造形と螺鈿蒔絵の装飾技法を小椋 範彦氏の元で学ぶ。

2023年には日本伝統漆芸展にて新人賞を受賞し、日本でも注目されつつある。

[略歴]

1980年 中国河北省生まれ

1999-2003年 清華大学美術学院工芸科漆芸専攻 卒業

2003-2006年 清華大学美術学院大学院工芸科漆芸専攻 修了

2023年 東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻 博士後期課程 終了

中国美術家協会会員

日本文化財漆工芸協会会員

現在 北京科技大学機械工程学院 常勤講師

[作品収蔵]

中国美術館、厦門美術館、厦門市人民政府、広州芸術博物院

[受賞歴]

中国漆画展 優秀作品賞、国際現代漆芸展 優秀作品賞、神奈川県美術展 準大賞、

日本伝統漆芸展 新人賞


展覧作品予告

『小蕾のシャボン玉』

H44×W48×D45cm

漆、麻布、木、銀粉、ガラス


『小蕾の期待』 H17.5×D80cm

漆、麻布、木、合板、螺鈿

インタビュービデオ

関連サイト